ふたご座流星群

今晩は ふたご座流星群のピークだそう

明け方 見てみよう。

ふたご座流星群 は 自分の星というのもあるけど
もうひとつ とても強い思い入れのある流れ星


ふと、思い出したので
書いてみる。
あれは 私が16歳高1の春

受験が終わって、あとは制服が届くのを今か今かと待ちわびていた
4月の始め

母方の祖父が脳梗塞で他界した。

祖父はわたしの中で
一番最初に「尊敬する大人」


姉や従兄弟たちとも年齢が離れていて
幼い頃から農家の祖父が畑仕事する間
わたしは一人泥遊びをしたり
溝遊びをしたり 手伝いをしたり

と、 子供の頃一番身近にいた大人。


そんな 祖父がいきなり亡くなって
初めて身近な人の死と向き合った
喪失感 と
新しい環境での生活で
常に心細かったある日


多分 一ヶ月後ぐらい

夢に祖父が出てきた。
わたしは祖母の家のトイレに屈んでいると
窓の外 から強い光が差し込んで
慌てて外に出てみると
白い着物を着た祖父が 立っていた。

わたしは何も言えなくて
つったっていると
祖父が
「今年のふたご座流星群にいるからさみしくない。
○○(祖父の他界後一人になった祖母のとこに一時的に一緒にすんでた従兄弟)と、
楽しく過ごしなさい。ばあちゃんにはそれが宝」
といって 祖母の家の裏へといきなり走り出した

わたしは追いかけず、突っ立ったまま。
すると 家の裏から強い光が起きて
時間がたつと消えてしまった。


そんな夢
目覚めて 親にはなすのは怖くて
従兄弟に話をした。
ふたご座流星群を調べてくれた

12月 その日のために毎日を頑張ろう
と決めた

結局 その年は雨で見えなかったけど
それから ふたご座流星群と聞くと

当時のことを思い出すと同時に
自分は、あの頃からすると成長しただろか。と
不安に為る。

それが ふたご座流星群の話


従兄弟は 忘れてしまったかもしれないな。
それがきっと一番なのかもしれない。