音楽はどこまでも

AKBを久しぶりにきいて テンションが上がっている

今朝は 何事もなかったかのように気分スッキリ
哀しみはあるけども 立ち直り。

そんなこんなで 今日は夕方は寒くなりそうだったので
お昼の日がさしてる間に犬の散歩をしておこうと思い
いつも 誰にも会わないので 今日は良いかと
良くある赤いジャージにメガネで日焼け止め程度のほぼスッピンで
家を出た。
今日も「空が高いのう」とか空想しながら歩いていると
近所の家からピアノの音がしたので
おととしヨーロッパの方に留学した幼馴染が帰ってきたのね
と、きれいになったかな とか
高校の時も 帰ってきた合図はピアノの音でしたな
としみじみ 思い出に浸ってボーっとあるいて
その家の前を通り過ぎたぐらいに 勝手口があき
その子のお母さんが出てきた。

ギクッとした。気付かれないだろうと、絶対振り向かないようにしようと
心に決めて歩きをとめなかった。
そしたら なんのためらいもなく 大きな声で私を呼ぶ声
あぁこれはもう これはもう ダミだと
くるりと振り返った。
「ちょうどよかった〜!うちの子おととい帰ってきて丁度昨晩会いたいな〜
て言ってたとこだった〜あがってあがって〜」
ありがたいお話 ですが これは一度あがこうと
「いや おばちゃん 私いますっぴんでジャージで
これじゃ帰国の癒しに水を差してしまうので〜」

無駄だった。
小学校からの付き合いじゃないと。構わんと

お邪魔した。
久しぶりに会う彼女は とても凛としており
だけども幼いころと変わらず 喜んでくれた。
そして聞いて聞いて とピアノを弾いてくれた。

彼女は小学校からアジア大会やらヨーロッパやらと
すごかったようで だけど わたしはまったくもって
わからなかった。 
高校から東京へ行ってしまったのでめっきり会うことはなくなった
高校時代一度だけ2人で散歩へ出かけた。
だけど留学前数年ぶりに彼女に再会して
ショパンだけは曲名を覚えてネ帰ってきたらテストするね」と
CDを渡された。
最初は聞いた。別れの曲は覚えた。
それ以外はカタカナだったのと長くて覚えられなかった。

今日弾いてくれた曲も 別れの曲と 答えた。
正解は「木枯らし」だった
ジャージ着て正座で聞いたは 木枯らし 

そして 私のジャージ見てもう一曲弾いてくれた
それも「別れの曲」と答えた
正解は「子犬のワルツ」だそうな
私のジャージの穴をふさいでるアップリケを
見て思い出したそう

そして彼女に最近は音楽何を聞いているの
と家に行ってもいい?と尋ねられたので
出迎えた
両親は隣のお嬢さんを引き連れ
戻ってきたジャージ娘にあんぐりしていた
それを無視して
座敷のPCに こづんでるCDいろいろ見せた
すると 彼女が食いついたのは 
くものジャケットのCD
昨年知り合った敬愛する友人の人がしてたバンドのCD
で とても熱くて こう うずうずする感じを話すと
「とってもいいねそれ!私の家で聞こうよ!音響整えたの」
というので 彼女の家の5.1サラウンドシステムのお部屋へ。
再生ボタンを押して 激しい音が鳴り響く
わたしは どうしたものかとおそるおそる彼女を覗き込んだ

するとまあすごく楽しそうに。
ソファでクッキーを食べながらリズムをとっていた。
「このCDのスピリッツ新鮮ね!!
これ焼き増しして持って帰って向こうの友達に聞かせたい」
というので
一度 家に帰りジャージを着替え化粧をして
CDをもっていった。
明日の便で帰ると言う。

それからようやく幼いころの記憶 遠足 
そしてこれから
いろいろな話をして 背筋をバンっと叩いてのばされた。

会えてよかった。
次に会えるのはきっと8月彼女の演奏会 
胸張って行けるように頑張ると約束した
幼い日に 末っ子の私が妹のようにまもらなくちゃと
誓った一人っ子のあの子は
今もジャージな私でも姉のように
慕ってくれている
そう思うとやっぱり 頑張らなくちゃなぁ

落ち込んだ次の日の今日は少し光がさしてきた。