青い車
毎年 春から夏にかけてのこの季節はよく
ラジオからスピッツの曲がながれてくる。
今日はFMとAMそれぞれで「青い車」が流れてきた。
私がスピッツを好きになったのは中2のころ
人生で初めて
生活の中にこの音楽がないとやってけない!というぐらい
の想いをもったアーティストだった。
アルバムの曲も一つも飛ばさずに
歌詞カードも虱潰しに読み込んで 参加してる人々も調べて
体に心にしみこませて聞いていた。
ボーカルのマサムネさんが人生で3人目の
結婚したい芸能人だった。それ以降はない。
青い車もだいすきだった私は青い車にのることが夢だった。
そして 数年たったある時 麻生久美子が大好きになっていた
それぐらいの私は 「青い車」という邦画をみた。
とても暗くて 単調なんだけど複雑になる人間関係の映画。
内容的にはそんなに残らないけども、なんとなく なにかが残る映画。
愛 なのか?
それもプラスして青い車へのあこがれが増していた私は、
19歳のころ青い車にのっていた自動車学校の教官を好きになった。
でも 付き合うなんてことが 自分の中になかったので
片思いのまま卒業した。
スピッツありきの恋だった。
その人のこと青い車しか覚えていない。
あれから 5年
私は ときどき青い車に乗っている。
あのころの 夢はかなえられている。
ふしぎ
君の青い車で海へいこう おいてきた何かを見に行こう
もう何もおそれないよう
つまらない宝物を眺めよう 偽物のかけらにキスしよう
さわやかなようで なんだか命がはみ出しそうな危うさのあるこの曲
スピッツを聞き始めて10年ぐらい。
私の人生の中に
スピッツの曲は夢になって目標になって形になって愛になって。
いまも、これからも たいせつだ。