においとひとつひとつ

窓を開けた 今の夜のにおい 夏に向かってる
家の周りは田植えの準備で湖みたい
一年のうち 畑に水が張って 稲が植えられるまでの
わずかの時間にできる この景色はにおいは音は
わたしの大好きな季節だ もうすこしです
昨晩は 寝る前の電話で
カエルの話をしたものだから夢でカエルにうなされた
内容はわすれた そんな季節だ

ここ最近は 家族への愛しさだったり
身近な人 友達 と言うものの自分の感覚に
変化が見られる

「本当に大切なもの。ことって?」
最近何かしらにつけ 頭に心に浮かんで
意識する

以前は誰とでも楽しく
電話もその時の気分で いろんな友達と
いろんな価値観感覚を分けてもらう
そんな感じだった

だけど、最近だんだんと
本当の 飾らない自分や
その瞬間や想いを分かち合うのは
家族と、たった1人の友人がいれば
それ以上の幸せも、欲も絶対必要なことじゃない
と。

日常から 切り取った一枚をたくさんの人に見せるも
少し胸に痛みがあるならしなくてもいいこと
剥ぎ取るような感覚ならしないほうが良い
今はそう思いはじめている
次生きて行く中で出会う感覚でやって行けばいい

自分の中にある やりたい こうしたい
に従ってみることにしている
今まで自分がやるべきと思ってたこと
多々 誰かからの評価を意識していたり
思い込みの義理から自分の本心に
膜をはり膜を重ねていた

それも嘘じゃなく この自分がやったことで
生きた道である。けど そのままではいられない。
今は誰の思う目 誰かの想い想像して悩むより
こうしたい。ああしたいで絞るより

自分ていうやつが 進む方に知識や知恵、肉体を
くっつけて 行くままに行ってみようと思ってる
そうはじめている。
まだ僅かな時間の今だけど、強い何か見えてきている
でも今はそれが何かを焦らない 突き止めない
いつかわかる 必ず 遠い未来じゃない
そこへ行くまで 一つ一つ超えていく。
一つずつ一つずつ

かならずうまれる
今はわずかでも。
わずかでも、少し進んだ今
胸を張って
この道で大丈夫 間違っちゃいない と
根拠もないけど、それよりも強い力で
そう言える
そう思える
形になってく 絶対に。

そのために もう少し冒険、もう少し探検
探しに行く。捕まえて行く。自分の道を
揺るぎない力をあるく足の強さを術を
大丈夫

この言葉にも近づいていける少しずつ

大丈夫

大丈夫

長い

眠る

キラキラ輝く水面は もうそこにいる