春の

楽しみにしていた
久しぶりの今日は

待ちに待っていた今日なのに

目もあわせられなくて
よそよそしく
自分も晒せなくて
目の前の不都合や不揃いなところばかり
目をやっていた

優しさや 気がかりも押し込んで
なかったことにしようとして

自分の 怯えて過ごして虚勢になってる
不安定さや愚かさは
平然なフリして 低い声をして
見ないふりをした
強がる自分を君のせいにした


だけど ふとした
あなたの言葉を思いをきいたとき
ガチガチに視界も心も狭めていた自分を
見せつけられた


今 楽しくないことを
君のせいにしようとした
その苦しみも 
会わない間に
持って暮らしていた気持ちも
正しいと思い込もうとして
デタラメに歩いていた生活のことも

話してみよう 話していいんだと思い出した

譲れないものは譲れない
気になることは気になる
難しい言葉や難しい話が
できることが欲しいんじゃない

一緒にいる 赦せるこの気持ちが私だ

優しさは隠せない


冬の終わりに 凍ってしまったことが当たり前になりかけてた心は
ようやく 春の日差しが差してきたみたい


きみがいなきゃだめみたい