久しぶりに暗闇の中を歩きました
リビングの隣で久しぶりの夜更かしを楽しんで
部屋をでると 目印に付けていた灯りは父によって消されていて 携帯の懐中電灯も電池を切らして使えません
襖を開けて廊下の灯りのスイッチまで、いろいろな方向に手を伸ばしたり縮めたり目印を探して
どん!と何かにぶつかって眠る家族を起こさないように足の先もゆっくりゆっくりのばします
コンセントの小さな灯りが見えてホッとしても歩いて進めば角度は変わり見えなくなってすぐにまた違う色の暗闇に包まれます
おそるおそる進むけれど 久しぶりの真っ暗に少し安らぐ自分もいます 前は訳もなく灯りを消して暗闇に見えそうな心を晒してひとり夜を過ごしていたのに
最近は白い青い正しく照らす灯りの中を過ごして時が経てば抵抗なく眠る日々。
それも悪くはないけれど、突き落とされる闇を見て
そこから這い上がってくる言葉に焦って書き留めたり耽ったりそれも私の愉しさよね。と真っ暗な暗闇の中をオレンジの暖かな気持ちに満たされて灯りのスイッチに手が届きました。そしていまこの溢れ出た言葉たちを記している。
大の丈夫は程遠いような気もするけれど 小の丈夫の少しなら届きそう 少し月が覗くようなそんなとこ

少しずつ